特長

FA工法とは、フォームドアスファルト(Foamed Asphalt)のみで安定処理するため、セメントとフォームドアスファルトを併用するCFA工法と比較し、等値換算係数が小さいものの以下のような特長を有しています。

  1. セメントを散布しないため粉塵が発生しません。
    また、六価クロムに対する環境安全性が向上します。
  2. アスファルトのみを安定材として使用するためたわみ性に優れています。
  3. セメントによる硬化作用を伴わないため、収縮クラックの抑制が可能です。
  4. セメントを使用していないため、FA混合物は3ヶ月程度の貯蔵安定性を有しています。

FA方式の適用箇所

  • 既設舗装の路上再生路盤
  • 現道(仮設道路)の安定処理
  • 防塵対策や六価クロム対策等の環境対策が特に必要とされる箇所
    (例えば農道や果樹園等に隣接した道路)

FA方式の構造設計

FA路盤の等値換算厚は、a=0.55(瀝青安定処理 常温混合:安定度2.45kN以上)と「舗装の構造に関する技術基準・同解説」の別表1に規定されています。セメント安定処理や粒度調整砕石よりも薄い厚さで所要等値換算厚さを確保できます。

FA方式の施工方法(予備破砕を行う場合)

施工方法は、CFA工法と同様な機械編成となります。